福岡旅行の2日目のランチは「うつわ料理 さ乃」へ。築80年の民家を利用した、創作和食のレストラン。個室3部屋。営業時間はお昼(12:00−18:00)のみ。旅行の2日前に、一寸の希望(!)を胸にお電話してみたところ、幸運にも予約が取れました。その際、お店の方が「13:00でもよろしいですか」とのこと。ちょうどわたしたちも13:00でお願いしたかったので、もちろん二つ返事! こうしてトントントンと引き寄せられるように、わたしたちは「さ乃」へ向かったのです・・・♡
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「うつわ料理 さ乃」お店は緑美しい田園地帯にあります |
わたしたちが到着すると、お店の方が玄関の外までお出迎えくださいました
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お店は天井の高い古民家で、落ち着いた雰囲気です。木洩れ陽も優しいです |
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こちらがご案内いただいたお部屋。まぁるい大きなローテーブルがあります |
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ウェルカムドリンク:お茶。お箸は、桜色の和紙の結び |
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食前酒:夫はハスカップ酒、わたしは無花果酒を選びました |
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(左から時計回り):姫皮の梅肉和え、お多福豆、筍寿司、土筆の寒天寄せ、三色団子(グリーンピース、筍、人参)、芹のブルーチーズソースかけ |
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愛らしい筍寿司。筍の皮に入っています |
先付
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わらび豆腐 |
吸物
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花いかだ(カニぜんまいしんじょ、菜の花、木の芽、土筆、花) |
向付
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鯛の昆布和え(白髪ねぎ、シブレット、穂紫蘇) |
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夫は冷酒、わたしは烏龍茶をいただきました |
焼物:陶器のお面で登場!インパクト大!
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さざえの胡麻豆腐焼き(たらの芽、ポテトチップ、チャービル) |
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サクサクと焼かれているのは、ポテトチップ! |
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濃厚でまったりとしたゴマ豆腐の中にさざえがゴロゴロ |
蒸物
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蓮まんじゅう、独活桜花 |
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作家さんの器にも、遊び心が溢れていますヨ♡ |
口替り
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クレソンと大根のサラダ、れんげ草(あざみ) |
焼物
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焼物:筍と甘鯛の柏葉焼き、蕎麦まんじゅう、こごみの田楽 |
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柏葉を開くと・・・♡ |
揚げ物
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梅の栗射込み、 蓮、雪の下、菜の花、エシャレット、たらの芽、独活の芽、すいば、行者にんにく、タンポポ、etc. |
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フキノトウのチーズ包みも! |
御飯
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蕗の葉包みの焼きおにぎり(土筆、蕗)、香の物 |
デザート
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うぐいす豆のテリーヌ、ほうじ茶 |
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目にも舌にも「春」。うぐいす豆の濃厚なソースは一口で、お豆の香りが広がります♡ |
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抹茶 |
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:) |
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本日いただいたお品書き! |
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御飲物 |
以上、「うつわ料理 さ乃」でのひとときです。
どのお料理も「旬」に満ちており、繊細さと愛らしさが宿っています。遊び心があふれたうつわとの相性も、心和むプレゼンテーションで楽しめました。前菜からデザートまで、ゆったりと心満たされる3時間。非日常が味わえます。お料理は 7,500円+税 のコースのみですが、
旬のお野菜(特に山菜など!)をふんだんに使ったお料理の数々は、「春」そのものをいただいた気がいたしました
ただ1点だけ残念だったのは、サービスです。わたしたちを担当くださった方は新入りの方なのかもしれません。お品書きをそもそも出し忘れていたり、前菜を運んできてくださったときにただ「前菜です」だけだったり、次に来てくださったときに前菜の食材について伺っても答えられなかったり(そのときに初めてお品書きの出し忘れに気づいていらっしゃいました)。また、お料理の紹介途中にわからなくなってしまったり、スプーンの出し忘れがあったり、緑茶のリフィルも一切なかったり、こちらが少しだけドキドキする感じでした。また空調に関しても、締め切ったお部屋のエアコンはずっとOFF。お食事中、暑くて汗をかいてしまいました(わたしが伺えばよかったですが、壊れているのかな!?と、変に遠慮してしまいました。。。)。と、少し辛口なことを書いてしまいましたが、一生懸命おもてなしくださったであろうことは伝わりました
また機会があれば新しい「季節」をいただきに伺います。
美しいお料理の数々、そして心のこもったお出迎えとお見送りは、本当にうれしいものでした。ありがとうございました!
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