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今年のバレンタイン:一晩で食べてしまった。けれど、ミニサイズなんですヨ(?) |
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夫くん、チューリップとチョコとノンアルスパークリングワインとカードを抱えて帰ってきてくれました。そのハートがうれすい! |
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わたしからはこちらとカード。ありゃ、LOV U → LUV U、が正しいです(!) |
欧州で暮らす身といたしましては、いやおうにも自意識カジョーな今日この頃。ズバリ、新型コロナの影響です。電車でお店でレストランで。。。んー!!!(涙)。世界各地の状況も心配ですね。怖いニュースもたくさん飛び込んできておりますし、感染が広がらないことを祈るばかりです。みなさま、気をつけましょう。
ところで、先日は久しぶりのクリニック通いでした。クリニックは別の街にあり、電車が遅延することも度々あるため、いつも「2時間30分〜3時間前」には自宅を出ています。その街には日系スーパーもあるので、買い出しがてら。なかなかの気分転換になっております。
今回も1ヶ月前から13:00で予約を入れていました。雨の中10:15には自宅を出発。自宅からはトラムを2本、中央駅から特急に揺られ、地下鉄に乗り換えて、12:45、クリニックに無事到着です!
クリニックに入ると、ん?なんだかいつもと様子が違う?患者さんはおらず、いつも照明で明るい待合室は真っ暗。昼休みか何かかな?恐る恐る受付エリアへ向かうと、受付の方はおらず、ヨーロッパ人の先生(男性)が1人でポツンと佇んでいるではありませんか。「ハロー」と挨拶をいたしますと「$J&'#%L!T%E(DHQBST&!T!」先生、何やら思いのたけをぶつけていらっしゃる。わたしはこの国の言葉が話せないので、わからない旨を伝えると、片言の英語で「もう! 日本人の○○先生は日本に一時帰国中なのに、受付の○○さんは今日休みだし、あなたに電話したけど出ないし!わたし2時間待ってたんだよ、あなたのこと!!!」
・・・・・あっ! そう言われれば。。。身支度を整え始めた午前9:11、わたしの携帯が鳴ったことを思い出しました。営業電話が多いため、見覚えのない電話番号はスルー。あちゃ〜、電話の主は先生だったのねっ!「Oh!!! I am sorry, I didn't realize that you called! I am so very sorry!!! 」なんども謝ります。すると先生は「もういいから早く!」と言わんばかりに、ルーティン検査に急がせます。しかも対応が。。。。 ゔ、ザ!ツ!(涙)以前1度診ていただいたことがあり優しい先生と思っていたのに、同じ先生とは思えません。この対応が想像以上にショックに感じてしまいました(ゔぅっ)。
よくよく話を聞いてみますと、日本人の先生も受付の方もいないため、急遽「午後休診」にしたかったのだとか(通常は16:00までやっています)。しかしわたしと連絡がつかないため、クリニックを閉めることができずに「"2時間も"待っていた」と・・・(多少盛っている可能性は否定できませんが、ははは)。
予定していた検査をしてくださる気配がないので聞いてみると「今日はもうできない。次回日本人の先生にやってもらって」。(えー!絶食で来たのに!ウソでしょー!とは、わたしの心の声です)。とにかく早く帰りたかった先生は、診察自体もやる気ZEROで、瞬時にコンプリーッッッツ。わたしは急がされるままそそくさとクリニックを後にしました。
帰り道。わたしの心にふつふつと疑問がわいてきます。ああ、なんのために2時間半かけて来院したん。。。あの対応ひどすぎない? 。。。 ジワジワと虚しさが押し寄せてきて、肩ガックリ(涙)。しかしですしかし! 電話に出なかったわたしも悪いです。経緯はどうであれ先生を待たせてしまったわけですから。何より、クリニックを閉めずに待ってくれてたのです。ありがたい! そして雑だったけど、ルーティン検査はやってくれたことはやってくれた。。。先生だって何か事情があったんだ! それに人のことを悪く言うのは良くないからやめよう。私だって間違うことはある。全てはお互い様。そう自分に言い聞かせていたので、心の中には穏やかな波が打ち寄せていました。 しかしその後、この穏やかな波はゆっくり荒波(!)へと姿を変えるのです!
それは帰宅後、夫に一部始終を話していた時のことでした。「あやりん、大変だったね」いつも優しい、我らがほとけのかずとくん❤️ しかし話しているうちに、わたしの怒り?に、ボワッ!メラッ!と火がつきました。「けどさ、当日の9時過ぎに電話もらってもねって話でしょ。うちから遠いんだから、着く時間ほぼ変わらないし。こういうのはさ、遅くとも前日に教えてほしいよね。当日いきなり対応しろって言われても、できないこともあるじゃない。先生にもスケジュールはあるけど、患者にだってスケジュールあるでしょ。しかもあの対応は本当ひどかったよ。検査もしてくれないんだもん。2時間半かけて来院した意味ないじゃん、って思って、虚しくなっちゃったよ」モコモコ暗雲が心を覆い、荒波がザブンザブン押し寄せます。
ですが、一方でこうも思うのです。「ね、かずとくん、先生のこと批判するのは良くないよね。どんな対応をされたとしても、自分がどう捉えるかだし、人のこととか周りのこととか、外の世界のことに文句言うのはそもそもおかしい。自分がどう捉えるかが大切だもんね。それに、私がこんなにショックに感じるのは、先生に対して求めすぎてしまったからだよね。丁寧にtreatしてほしい、患者として大切に扱ってほしい、って。だってさ、求めすぎなければ、こんな風にガッカリしてムカムカしないじゃない。けど、気づいたよ。いつもの日本人の先生がいかに丁寧に診てくれているのか。日本人の先生が時間をかけてしっかり診てくれて、笑顔ですごく親切に対応してくれて。あれって、当たり前のことじゃないんだよね。すごく有難いことなんだぁあああ」自然と感謝の念がぐんぐん湧いてきました。
するとかずとくんが言います。「あやりん、あれやれば?反応しない練習」・・・・ んっもー❤️ いいことゆー!!!思い出しました、わたしには心のバイブルがあったのです。沖縄で読んだ2冊の本。あまりに遠くへ来すぎて、すっかり忘れていました。昨年、だいすきな恩納村図書館で借りて読んだ
、草薙龍瞬(くさなぎ りゅうしゅん)さんの「こころを洗う技術」と「反応しない練習」。家族にプレゼントしたほど、感銘を受けた良本です。「今のわたし、めっちゃ反応してる!!!反応しない。反応しない。」・・・そして、ハタ!と我に返りました。
ところで、クリニックの帰りは、ウップン解消のショッピングタイムです。雑貨屋さんやお洋服屋さんに立ち寄り、いつも以上にいろいろお買い物してしまいました。その際「8個入りマグネット」も入手したのですが、帰宅後冷蔵庫につけてみたら、そのうちの1個がまったくつかないのです。そう、不良品です。「かずとくん、これみてよ。磁石つかないの。ダイソーだって、こんなことそうそうないよね。ヨーロッパクオリティかしら。普通だったら、このマグネット壊れてます!交換してください!ってお店に言いに行く人もいるかもしれないよね。けれど、反応しない練習では、これも流すわけよね、"まぁいっか〜" ってね。とらわれないわけ。気にしないの。で、つまり先生にあんな対応をされても "いいですよ〜"ってなる。けどそれって、外の世界と interactionしていないんじゃないかしら? 人生なんでもOK!みたいな感じ。それってまるで、生きるエネルギーがないんじゃない? 」
すると、こんな応えが返ってきました。「うん❤️ それでいいの〜。自分の外のことには反応しないの。自分の内に集中していればいいの。 自分の好きなこととか、やりたいこと、美しいなって感じる気持ちとか、楽しいなって思う気持ち、そういう内側を感じ取っていればいいの〜」・・・・・おおぉおお (感涙)
反応しない練習は、簡単に言えば「妄想をしない」ということでしょうか。人間はあれこれと考えていると、簡単に「妄想」の域に入ってしまうそうです。今、自分の頭の中に浮かんでいることは「妄想か、それとも事実か」考えてみること。もし妄想であれば「あ!今、自分は妄想している!」としっかり自覚することが大切だそうです。そうすることで、妄想と現実との線引きができ、物事をクリアに捉えることができるようになります。シンプルに事実とだけ向き合うことができるようになると、もっともっと生きやすくなりますよ〜、ということを説いている本です。
人の目が気になってしまう方、周りに振り回されがちな方、苦手な人がいるという方、心軽やかに暮らしたいという方、ウジウジ悩む自分から解放されたいという方などなど。。。。 とにかく、いろいろな方にオススメの本です↓↓↓ ぜひすっきりしてください〜☆(個人的には「こころを洗う技術」が読みやすく、特に心に響きました)
かく言うわたしもトレーニングしないとです(反省)。もしこの方法を続けて実践できていたら、一瞬だけでもモンモンとしなくて済んだかもしれません。
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中身は手袋です(モノを買わない夫くん。辛抱した手袋を使っていたので) |